節税できる投資として知られるNISA・つみたてNISA。
でも、やっぱり別の証券口座に変更したいんだ。
こんな方もいるかと思いますが、そんなことできるんでしょうか?
はい、できます。
僕はSBI証券から楽天証券に変更したことがあります。
ただ、ちょっと面倒くさい^^;;
そこで今回この記事では、
NISA口座・つみたてNISA口座を他の証券会社に変更する手順
を紹介します。
NISA口座の変更の概要|SBI証券→楽天証券
NISA口座を変更していく前に、NISAの概要や変更の流れを説明しておきます。
NISA口座・つみたてNISA口座の変更について
って考えた方もいると思いますが、それはできません。
証券会社の口座はたくさん開設できますが、NISA口座・つみたてNISA口座はひとり1口座しか持てないんです。
なので、他の証券口座でNISAを使いたいときには、今ある証券口座から移動するしか方法はありません。
NISA口座・つみたてNISA口座を変更する流れ
NISA口座・つみたてNISA口座を変更する全体の流れはこんな感じです。
- 楽天証券にNISA口座開設を申込む
- 楽天証券からNISA口座の【開設届出書】が届く
- SBI証券に「NISA口座変更届出書」の郵送を依頼する
- SBI証券から「NISA口座変更届出書」が届くので、必要事項を記入して返信
- SBI証券から【廃止通知書】が届く
- 楽天証券の【開設届出書】とSBI証券の【廃止通知書】を楽天証券に送付
赤字が楽天証券、青字がSBI証券に関わる手続きです。
①→②と③→⑤は、それぞれが独立した手続きなので、①②の完了を待たずに③を開始してOKです。
そのほうが時短になりますしね^^
両方の必要書類が揃ってから、⑥で楽天証券に書類送付って感じです。
僕の体験談としては、
- ①→②:10日くらい
- ③→⑤:2週間くらい
の時間を要しました。
NISA口座の変更手順|SBI証券→楽天証券
前章の手順を順を追ってみていきます。
①楽天証券でNISA口座開設
まずは楽天証券でNISA口座を開設します。
これには、
- 楽天証券の総合口座を持っている
- 楽天証券の総合口座を持っていない
で手順が違います。
それぞれ説明しますね。
楽天証券の総合口座を持っている
この場合は簡単で、NISA口座を申請するだけです。
下のリンクよりNISA口座への申込み手続きが行えます。
楽天証券の総合口座を持っていない
この場合は楽天証券の口座開設からスタートです。
少し面倒ですが手順はこちらにまとめました。
これを見ながら進めていってもらえればと思います。
手順どおりに申込み情報を入力していく途中、「NISA口座の選択」の箇所で、
「他社でお持ちのNISA口座を楽天証券に変更する」
にチェックを入れればOKです。
②楽天証券から書類送付
NISA口座に申込み後、下の郵便が届きます。
総合口座から開設したときにこちらの郵便は、総合口座のID・パスワードが記載された郵便とは別のタイミングで届きます。
「ID・パスワードだけ送られてきて、NISAの書類が届かない!」と不安にならなくてOKですよ^^
中には「非課税口座開設届出書」が同封されています。
NISA口座変更の場合には「非課税口座(NISA口座)の開設方法いずれかをご選択ください」の選択肢は
「B 他の金融機関のNISA口座から変更する」
にチェックを入れます。
この書類で記入するのはここだけです。
③SBI証券に口座変更の依頼
次にSBI証券の手続きです。
まずはSBI証券に、NISA口座を変更したい旨を電話します。
電話番号は下記のとおり。
フリーダイヤル | 0120-104-214 |
---|---|
携帯・スマホから | 0570-550-104 |
電話では「NISA口座を他社に移したい」と伝えればOKです。
詳しくはこちらです。
SBI証券に開設しているNISA口座を他社に移すことはできますか?|SBI証券
④SBI証券に「変更届出書」の送付
電話してから1週間くらいでSBI証券の郵便が届きました。
中には「金融商品取引業者等変更届出書」が同封されています。
必要事項はほとんど記載されているので、あとは「日付」「氏名」を書くくらいです。
この書類を楽天証券に送るのではなく、同封されている返信用封筒に入れてSBI証券に送付します。
⑤SBI証券から「廃止通知書」が届く
SBI証券に「変更届出書」を送付してからさらに1週間、今度は「勘定廃止通知書」が届きます。
これは特に記入するところはありません。
⑥楽天証券に書類の送付
これで必要書類がすべて揃いました。
- 楽天証券から送付された「開設届出書」
- SBI証券から送付された「勘定廃止通知書」
- 「マイナンバー通知届出書」(未提出の人のみ)
以上の書類を楽天証券に送付しましょう。
開設届出書が送付された郵便に、楽天証券への返信用封筒が同封されているはずです。
書類送付以降のスケジュール
楽天証券に書類を送付したら、あとはNISA口座開設を待つのみです。
スケジュール感の参考までに、この後の時間経過は以下の感じでした。
書類を郵送してから10日後に楽天証券から、
「NISA口座開設の申込みを受付けました」
というメールが届きました。
本文によると「口座開設届出書を受け付ました」とのことです。
この時点で楽天証券のウェブサイトでNISAのページを見てみると、「税務署審査中」という段階です。
審査に約1〜2週間かかるようなので、もうしばらく待ちましょう。
口座開設の手続きが完了したらメールと「ログイン後のお知らせ画面」で教えてくれるようです。
審査開始から9日後に楽天証券NISA口座のページを見てみると、「開設済」になっていました。
と思ってたら、メールはその翌日に届きました。
NISA口座のトップ画面もガラッと変わってますね。
というわけで、書類送付から20日後にNISA口座開設といった具合ですね^^
SBI証券→楽天証券のNISA口座の変更|まとめ
以上、SBI証券から楽天証券への、NISA口座変更手順の紹介でした。
双方から必要書類を用意するのがちょっと大変ですね。
送り先も間違えないように注意が必要です^^;;
以上です。